肥満率は戦後から増加し続けており、2000年代に入ってからの増加率は顕著です。
厚生労働省が実施している国民健康栄養調査の
・マクロ栄養素(摂取カロリー・タンパク質・脂質・炭水化物)
・主要な食材(肉・魚・野菜・砂糖類)
の1955年~2019年にかけての1日当たりの摂取量推移をまとめてみました。
※グラフの数字の単位としては、摂取カロリーはkcal、その他はグラムです。
・炭水化物摂取量の減少幅
・脂質・肉類の増加幅
が大きい様です。
近年の肥満率増加との相関はどうなのでしょうか?
減ったもの
マクロ栄養素
主要な食材
増えたもの
マクロ栄養素
主要な食材
個人的経験からは、糖質制限に拘っていたクライアント3名のダイエット指導をしたことがありましたが、3kg以上減ったことがありませんでした。
他の平均的栄養素バランスでのダイエットを行ったクライアントの平均減少体重は概ね10kg程度。
2021年に行った自身のダイエット(90kg⇒81kg)において、摂取カロリー換算で
・肉類を40%削減
・魚介類と植物を40%増加
・炭水化物源は米食から
を行ったところ、体重減少効率が20%程度アップしたことがありました。
ジャンクフードなども好きであれば食べていいのですが(私はジャンクフードや脂乗った牛肉大好きです)、頻度や量については適度・適時を考えるべきと思います。
(参考)厚生労働省、国立健康・栄養研究所
国民栄養の現状(1955年)
国民栄養の現状(1975年)
国民栄養の現状(2000年)
国民健康栄養調査(2019年)
※各数値は各摂取量項目の総数平均のものとなっております。